繰り返し
「しかし、さばきつかさが死ぬと、彼らは元に戻って先祖たちよりもいっそう堕落し、ほかの神々に従い、それらに仕え、それらを拝んだ。彼らはその行いや、頑なな生き方から離れなかった。」(士師記2章2節)
主がさばきつかさを遣わして敵の手から救ってくださったのに、イスラエルの民は「元に戻」りました。しかも、元に戻るのは一回だけではなく何回も繰り返したのです。このことから二つのことを覚えさせられます。
一つは、私たちもイスラエルの民と同じであって、同じ失敗を繰り返す可能性があるということです。注意しなければなりません。
もう一つは、主はイスラエルの民を繰り返し救ってくださったということです。「イスラエルの子らが主に叫び求めたとき、主は…彼らを救われた。」(3章9節)「イスラエルの子らが主に叫び求めたとき、主は彼らのために、一人の救助者を起こされた。」(3章15節)
私たちが何回失敗しても悔い改めるならば、主は私たちを赦してくださいます。永遠の滅びから救われた私たちは、どんなに罪を犯してもその救いを失うことはありません。しかし、罪を犯して悔い改めなければ、主との交わりが損なわれます。
「私が黙っていたとき、私の骨は疲れ切り、私は一日中うめきました。昼も夜も御手が私の上に重くのしかかり、骨の髄さえ夏の日照りで乾ききったからです。私は自分の罪をあなたに知らせ、自分の咎を隠しませんでした。私は言いました。『私の背きを主に告白しよう』と。すると、あなたは私の罪の咎めを赦してくださいました。」(詩篇32篇3~5節)